お知らせ

NEWS

  1. TOP
  2. お知らせ一覧
  3. 🦷 こんな矯正歯科には注意してください〜矯正治療の「合格点」と治療期間の考え方〜
2026年01月09日

🦷 こんな矯正歯科には注意してください
〜矯正治療の「合格点」と治療期間の考え方〜

SNSで矯正治療について調べると、
「日本の矯正歯科は下手」
「ちゃんとした矯正をしている医院は少ない」

といった意見を目にすることがあります。

少し過激に聞こえるかもしれませんが、
実際に多くの矯正治療後の口腔内を診ている立場として、
この意見には一定の現実が含まれていると感じています。

🚩 矯正治療は「どこで終わらせるか」で結果が決まる

矯正治療は
歯が動けば成功
並んでいればゴール
という治療ではありません

最終的に

  • どの位置で歯を止めるのか
  • どんな噛み合わせで終わらせるのか

この「終わらせ方」によって、見た目・噛みやすさ・安定性は大きく変わります。

🌸 私が考える「合格点」という基準

私は矯正治療の仕上がりを、100点満点の「合格点」で評価しています。

装置を外してよいと判断する最低ラインは、80点以上です。
・できるだけ早く装置を外したい
・ある程度整えば十分
という場合は、80点をしっかり超えた段階で治療を終了します。

一方で、
・できる限り完成度を高めたい
・長期的な安定まで重視したい
という場合には、80点からさらに治療を進め、完成度を引き上げます。

重要なのは、
どこをゴールとするかを最初から共有していることです。

😢 実際に多い「合格点未満で終わる矯正」

他院で矯正治療を終えた患者さんを診ていると、
正直に言って
20〜40点程度で治療が終了していると感じるケースは少なくありません。

歯は動いている。一見すると並んでいる。

しかし、
・噛み合わせが安定していない
・歯列の正中が顔の正中とズレている
・左右で歯の高さが揃っていない
・前後的なズレが残っている
こうした状態でも、「矯正は終わったこと」になってしまいます。

矯正治療は、担当する歯科医師によって結果に大きな差が出る治療です。

😔 合格点の低い矯正治療の代表的な特徴

合格点の低い矯正治療には、いくつか共通点があります。

  • 左右の歯の高さが揃っていない
  • 前後的なズレが残っている
  • 歯列の正中が顔の正中と一致していない
  • 横から見たとき、噛み合わせに不自然な隙間がある
  • 上下の歯の接触点が極端に少ない
  • 1〜2か所だけが強く当たっている

特に、1〜2か所だけが強く当たる噛み合わせは論外です。
また、正中のズレについても骨格的に難しい場合はありますが、
そのズレを想定・説明しないまま治療が終わっている場合は注意が必要です。

👉 後戻りは「偶然」では起こらない

後戻りは、患者さんの努力不足だけで起こるものではありません。

  • 噛み合わせが安定していない
  • 歯が無理な位置で止められている
  • 舌や口周りの悪習癖が評価・改善されていない

この状態では、後戻りはむしろ自然に起こります。
後戻りしにくい矯正治療には、明確な理由があります。

治療期間について正直にお伝えします

矯正治療の期間について、一つ正直にお伝えしたいことがあります。

私自身、提示した治療期間よりも早く終わらせるための技術と工夫を常に行っています。
実際、予定より早く装置が外れるケースも少なくありません。

ただし、それでも治療期間が当初の予定より長くなる可能性はゼロではありません。
・歯の動きが予想より遅い
・噛み合わせの微調整に時間が必要
・合格点を下げずに仕上げたい場合

このような理由で、あえて治療を続ける選択をすることもあります。
『期間を守ることより、完成度を優先する』
それが私の考え方です。

💬 矯正治療で後悔しないために

矯正治療を検討している方には、1軒だけで決めず、複数の医院で初診相談を受けることをおすすめしています。

その際には、

  • どんな状態を「完成」と考えているか
  • どこまで仕上げるつもりか
  • なぜその治療計画なのか

これを分かりやすく説明してくれるかどうかをぜひ確認してみてください。

📍 正直なところ

ここまで読んで、少し厳しい考え方だと感じた方もいるかもしれません。

矯正治療には
「できるだけ早く終わればいい」
「最低限きれいになれば十分」
という価値観もあります。

それ自体は間違いではありません。

ただ私自身は、
矯正治療を「並べること」ではなく「完成度まで責任を持つ治療」だと考えています。

💡 最後に

矯正治療は、装置を外せるかどうかではなく、
外していい状態かどうかで評価されるべき治療です。

納得できる合格点を示してくれる医院を、慎重に選んでください。

著者 Author

矯正医 上條 光太

2014年に歯科医師免許を取得し、矯正一筋で治療をしてきました。
患者様の歯列の仕上がりを0.1mm単位で細かく調整し、より早く終わられられるよう効率的な治療を常に意識して治療に取り組んでおります。
小児矯正から成人矯正、顎変形症の矯正等すべての矯正治療に対応します。
矯正治療は一生に一度の治療になると思いますので心を込めて、患者様それぞれに合った最高の治療結果を提供いたします。