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2026年02月04日

🦷 なぜ矯正は「最後の数か月」が一番大事なのか
~ここを妥協すると、すべてが“もったいない”~

矯正治療をしていると、多くの方がある時点でこう感じます。

  • もう見た目は十分きれい
  • ガタガタもなくなった
  • 早く装置を外したい

確かにこの段階で、歯並びはかなり整っています。

しかし、矯正医の立場からお伝えすると――
治療で一番大事なのは、歯が並んだ“その後”の最後の数か月です。

ここをどこまで丁寧に仕上げるかで、矯正治療の完成度は大きく変わります。

🦷 歯が「並んだ状態」は、まだ完成ではありません

SNSなどでよく見かける矯正のビフォーアフター写真。
多くは、
・ガタガタが取れた
・見た目が整った
この段階で撮影されています。

しかし実際の口腔内を詳しく見ると、

  • 歯の高さにわずかな左右差がある
  • 歯が前後に0〜数ミリずれている
  • 噛み合わせがまだ浅い
  • 触ると段差を感じる

といった状態が残っていることは珍しくありません。

👉 この状態は「並んだ」だけで、「仕上がった」状態ではありません。

最後の数か月に行うのは「写真に写らない調整」

矯正治療の最終段階では、

  • 歯の高さをそろえる
  • 前後・左右のわずかなズレを整える
  • 噛み合わせを緊密にする
  • 前歯から奥歯まで当たり方を微調整する

といった、写真ではほとんど分からない調整を行います。

たとえば、

  • 歯を唇側から指でなぞったとき
  • 歯の裏側を舌でなぞったとき

段差や引っかかりを感じる場合、まだ調整できる余地があるサインです。

この段階を省略して矯正を終えてしまうのは、私はとてももったいないと感じます。

「もうきれいだから終わりたい」と感じたときこそ要注意

治療終盤になると、
「これ以上通う意味があるの?」
「もう十分じゃない?」
と感じるのは自然なことです。

しかしこの時期に治療を終えると、

  • 噛みにくさが残る
  • 違和感が続く
  • 後戻りしやすくなる

といったリスクが高くなります。

最後の数か月は、
“見た目がきれいな歯並び”
“長く快適に使える歯並び”に仕上げる期間です。

📏 数ミリ、時には1ミリ未満が満足度を左右します

矯正の仕上がりは、
・歯の高さ
・前後位置
・左右差
といったごくわずかな差で大きく変わります。

この数ミリを詰めることで、

  • 違和感がなくなる
  • 噛みやすくなる
  • 見た目がより自然になる

といった変化が起こります。

患者さんから「そこまで直せるとは知らなかった」と言われることも少なくありません。

なぜ「最後の仕上げ」が軽視されやすいのか

理由はとてもシンプルです。
患者さん側が、そこまで細かく調整できることを知らないから。

見た目が整っていると、「もう完成」と思ってしまいます。
しかし実際には、最後の仕上げこそ、矯正医の考え方と技術が最も表れる部分です。

💓 当院が「最後の調整」を大切にしている理由

当院では、最後の仕上げ調整を何度でも行いやすくするために、毎回の調整に対する追加料金を設けていません。

これは、
・早く終わらせるため
・回数を減らすため
ではなく、

「納得いくところまで仕上げたい」「もう少し整えたい」と感じたときに、
気兼ねなく調整できる環境をつくるためです。

細かいズレは、一度で完璧に整うとは限りません。

だからこそ、必要であれば何度でも調整できることが、本当の意味での仕上がりにつながると考えています。

😊 私が考える「本当の完成」とは

私が矯正治療のゴールとしているのは、

  • 見た目がきれい
  • 噛み合わせが安定している

だけではありません。

  • 指で触っても段差を感じない
  • 舌でなぞっても引っかかりがない
  • 歯の高さや位置に左右差がない
  • 前歯から奥歯まで、しっかり噛める

「使っていて違和感のない歯並び」です。

この状態まで仕上げてこそ、本当の意味で矯正が終わったと言えると考えています。

💡 まとめ矯正を「もったいない治療」にしないために

矯正治療は、
「歯が並んだら終わりではなく」
「最後にどこまで仕上げるか」
で価値が決まります。

せっかく時間と労力をかけて行う矯正治療。

最後の数か月を丁寧に使うことで、

  • 満足度
  • 噛みやすさ
  • 長期的な安定

が大きく変わります。

「もうきれいだから」ではなく、「ここまで仕上げたい」
そう考えてくれる矯正医と一緒に、最後まで妥協しない矯正治療を受けてほしいと思います。

著者 Author

矯正医 上條 光太

2014年に歯科医師免許を取得し、矯正一筋で治療をしてきました。
患者様の歯列の仕上がりを0.1mm単位で細かく調整し、より早く終わられられるよう効率的な治療を常に意識して治療に取り組んでおります。
小児矯正から成人矯正、顎変形症の矯正等すべての矯正治療に対応します。
矯正治療は一生に一度の治療になると思いますので心を込めて、患者様それぞれに合った最高の治療結果を提供いたします。